あなたはナチュラルクリーニングを知っていますか?
1ナチュラルクリーニングとは
2酸・クエン酸とは
2.1クエン酸の特徴・どんな働きをしてくれる?
2.2クエン酸の基本的な使い方は3つ
ナチュラルクリーニングとは
「化学薬品を含んだ洗剤を使わずに身近にある自然由来のアイテムだけで掃除すること」を指します。
アルカリ性の汚れには酢を、酸性の汚れには重曹を
と汚れを分解させるという理にかなった古人からの知恵が産んだお掃除方法です。
身近にあるものを使うため、
「化学薬品を含んだ洗剤(薬局で売っているどこの家庭にもある洗剤たち)に比べると洗浄力がイマイチなのでは?」
と思われがちですが、汚れと洗剤の組み合わせやコツを覚えれば頑固な汚れもすっきりきれいに落とせるようになります。
化学の実験感覚で楽しめますし、シンプルで安心なお掃除方法と言えます。
環境にやさしく、利用者(子供や動物にも)へ悪影響が少ないという特徴を持ちます。
代表的なものの一つにクエン酸があります。
酢・クエン酸とは(汚れを落とすことに関してはどちらもほぼ同じ働き、違いはお酢にはツンとするにおいがあり、クエンさんは無臭)
ナチュラルクリーニングの中で酸性のものはクエン酸だけです。
食品に含まれる「酸っぱい」成分がクエン酸です。
柑橘系の果実から抽出されたもので弱酸性の性質を持ちます。
お酢(ビネガー)は料理でも利用しますが実はお掃除にも大活躍。
ホワイトビネガーが最適ですが穀物酢でも十分利用できます。
ただし、すし酢やはちみつリンゴ酢などのようにうまみや甘味が加えられているものは避けたほうが良いようです。
2.1クエン酸の特徴・どんな働きをしてくれる?
「揮発せず酸が残留する」
という特徴を持ちます。
そのため、水回りの水垢を落としたり予防するのにじわじわと力を発揮します。
[注意]クエン酸の掃除が向かないのはフローリングの拭き掃除です。
酸が残留して木などの材質を傷める可能性がありフローリングの拭き掃除にはお酢を使いましょう。
主に
・水回りに出る水垢
・石鹸カス
・トイレの尿石
などアルカリの性質を持つ汚れを中和して柔らかくする効果があります。
雑菌の繁殖を防ぐ、生臭いにおいを消臭する効果もあります。
2.2クエン酸の基本的な使い方は3つ
1 粉で使う
・適量ふりかけて水で流す
・スポンジにクエン酸をふりかけてこする
2 水に溶かして使う
・クエン酸水をスプレーボトルなどに入れ、吹きかけて使う
クエン酸水の作り方
水200mlにクエン酸小さじ1杯目安を入れてかき混ぜて溶かす
ただし、塩素系の製品と一緒に使う(混ぜる)と有害な塩素ガスが出て危険
3 湿布する
・ペーパーなどにクエン酸水をしみこませ、汚れに直接貼る
クエン酸の力はすごい。